無料-
出会い-
花-
キャッシング
う〜ん、眠れないや。
明日か〜。
いや、時間的には今日か。
あの惣流さんに告白されたんだよなぁ。
そして今日が・・・
The biginning
of
happiness
〜初デート〜
う〜んと、今何時だ〜。
げっ!もう6時?
どうしよう、全然寝てないや。
今から寝るわけにもいかないし・・・
え〜い、起きるか〜。
朝からお風呂入るなんて今まであったかな?
でも惣流さんとのその、あの、デ、デートだし・・・
綺麗にしなきゃな。
さてと、朝ご飯も食べたし、時間はと・・・
7時か。どうしようかな。
あっ、そういえば着ていく服、決めてない!
急いで決めなくちゃ!
う〜ん、これもイマイチだなぁ。
こっちもなぁ。
う〜ん、これにするか。
これなら大丈夫かな?
変に思われないか、心配だな〜。
そろそろいい時間だろ・・・ってまだ8時!?
どうしよう・・・もう準備するもの無いよな。
遅れるよりましだし、早めに行くかな。
『シンジ、何所か行くの?』
げっ、母さんだ。
「うん、ちょっと友達と出かけるんだ。」
ホントのこと言ったら母さんに絶対冷やかされるからな。
『ふ〜ん。で、誰と?』
「えっ!えっと、そう、トウジ達とだよ。」
『そう。それじゃ行ってらっしゃい。』
「うん、行ってきます。」
ふ〜、何とか誤魔化せたか・・・
えっと、駅前に10時だったよな。
あ〜、デートなんて初めてなんだよな。
大丈夫かな・・・
ふ〜、やっぱ早いよなぁ。
でも、平日だから結構人がいるな。
ま、冬休みだからってのもあるか。
さて、後2時間か・・・
『碇君!』
えっ!
『良かった。ちゃんと来てくれて。』
な、何で惣流さんがもういるんだ!?
「た、たしか10時に待ち合わせだったよね?」
『うん、そうだけど。』
時間は合ってるよな。
「じゃあ、何でもういるの?」
『朝早くから目が覚めちゃって。家に居るのも仕方ないかなって思ったから。』
なんだ、僕と一緒か。でもどのくらい前から待ってたんだろう。
「な、何時くらいから待ってたの?」
『えっと、7時くらいかな・・・』
「7時!?」
どうしよう、待たせちゃった!
「ごめん。待たせちゃったね。」
『ううん、いいの。アタシが早く来ちゃっただけだから。』
「でも・・・」
『それよりも碇君がちゃんと来てくれたことが嬉しかった・・・』
「そんなの当たり前じゃないか。その、つ、付き合ってるんだし・・・」
『・・・うん・・・』
あ〜、ついに言っちゃった。
ホントに惣流さんと付き合ってるんだよな。
ってそんなこと考えてる場合じゃなかった。
今からどうしようかな。
「時間も早いし、ちょっと歩こうか。」
『うん。』
何を話せばいいんだろう。
どうしよう、何も出てこないよ〜。
隣に惣流さんがいるって考えただけで頭の中が真っ白になっちゃうよ。
でも何か話さないとな・・・
よし!
「『あの!』」
『な、何?碇君。』
「そ、惣流さんこそ。」
『いいよ、先に言って。』
「僕は後でいいよ。」
『あのね・・・』
何だろう。やっぱ黙って歩いてたからつまらなかったのかな・・・
『アタシ達、お互いのことよく知らないでしょ。』
「うん。」
『だからお互いのこと話ししたいなって思って。』
そうか、そういえば全然惣流さんのこと知らないや。
「うん、そうしようか。何所で話そうか?」
『あそこの喫茶店で良いんじゃない?』
「そうだね。そうしようか。」
『それでね・・・』
なんかみんなに注目されてる・・・
そりゃそうか、なんたって僕の目の前には惣流さんがいるんだもんな。
こんなに綺麗な人はそうはいないからな。
『・・・りくん。碇君?』
「えっ?」
しまった、話聞いてなかった。怒るだろうな。
『アタシの話、つまらなかったかな・・・』
「そんなこと無いよ。あ、あの、その・・・」
どうしよう、惣流さんを傷つけちゃった・・・
こんなことでどうするんだよ!
「ごめん、つい惣流さんに見惚れてて・・・」
何言ってんだ、僕?
恥ずかしい〜。
でも、見惚れてたのは本当のことだしな。
『あ、ありがとう・・・でも、ちゃんと話聞いて欲しいな。』
「うん、次からはちゃんと聞くよ。あっ、そろそろお昼だけど、
何か食べたいものある?」
『う〜ん、じゃあハンバーグ!』
「ハンバーグ?」
そういえばさっきハンバーグが好きだって言ってたな。
「じゃあ、そうしようか。」
『うん!』
『すっごい綺麗だね。』
「うん。」
ホント綺麗な夕日だよな。
けど結局今日はこの公園に来た位で、全然デートらしいデートしてないよな。
「ごめんね、今日はあまり面白くなかったでしょ。デート初めてで・・・」
『ううん、アタシもデート初めてだったけど、とっても楽しかった。』
「僕も楽しかったよ。今度は何所に行きたい?」
『そうだなぁ、遊園地かな?』
遊園地か。じゃあアトラクションとか調べないとな。
「じゃあ、今度は遊園地だね。」
『いいの?』
「もちろん。」
『碇君、お願いがあるんだけど良いかな?』
「何?」
何なんだろう。
『アタシのこと、アスカって呼んで欲しいな。その、付き合ってるんだし・・・』
「えっ!」
『アタシもシンジって呼ぶから。ダメかな・・・』
アスカって呼ぶのか・・・ちょっと恥ずかしいな。
でも、惣流さんのお願いだからな。
「ううん、良いよ。ア、アスカ・・・」
『ありがとう、シ、シンジ・・・』
ついに言っちゃった〜。
僕の顔、真っ赤だろうな。
「そ、そろそろ帰ろうか。」
『うん・・・』
今日は思い出の日になるな。
そして、これからもたくさんの思い出を作っていこう。
僕と彼女、アスカと二人で・・・
FIN
(あとがき)
前の話の続編でしたがどうだったでしょうか。
実はあの話で終わるつもりだったのですが、
続きが見たいという感想を頂いたので書いてみました。
このまま連載化するかは、皆様の感想次第にしたいと思います。
このような拙作を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
デニム「ホネホネさんから作品の続編をいただきました」(^^)
シンジ「ありがとうございます」
デニム「シンジ君、どうでした?」
シンジ「すごく新鮮で、よかったと思います」
デニム「それじゃあ、この次があったらどうします?」
シンジ「それって…もしかして他の男子が僕にケンカ振って来るとか…」
デニム「ホネホネさん次第でしょう」
シンジ「あっさり言わないで下さいよ」
デニム「まあ、気持ちくらいはお察しします。それでは今日はこのあたりで…」
シンジ「続編が見たいという方は、どうかホネホネさんに感想を送ってください」
ホネホネさんの感想はこちらへお願いします。
zbd85355@olive.zero.ad.jp
[PR]動画